Business Succession
中小企業の事業承継をワンストップでサポートします
東京システムリサーチ株式会社 代表取締役社長 吉澤清志 様
2009 年就任
ソフトウェアの開発を中心に行っておりまして、大手企業とコラボ製品を作ったりとか、多摩地域の中小企業の業務システムを中心に、お客様の「困った」を IT で解決しています
その他、ホームページを制作したり IT を中心とした会社です
A1.自分が将来の後継者候補の一人だろうなとの認識は持っていましたので、経験を積もうと同業の大手企業に就職しました。そこで**年ほど経験をしたあと当社に入社しまして、その後、当社で****を経験し、**年経過したころもうひとり(?)の取締役の退任もあり、代表に就任することになりました。
実際は、会長からの『やれ』の一言ですね!
私自身が多趣味でいろいろ没頭していたのですが、会長から『あぶない趣味を選ぶのか、会社を選ぶのかどっちか選べ』と迫られまして、経営者になる覚悟を決めた感じです。
そんな先代からはたった 200円の雑誌の購入で無駄遣いだと何時間も叱られたこともあり、1円たりとも無駄にしない、という経営者としての覚悟と、数字を把握する大切さを学びました。
当初はそんな先代に同行して、お客様との信頼関係などの資産を受け継いできた感じです
A2.自社を発展させる見分を拡げるための経営者仲間を作ろうと意識しています。
自分自身が技術職の出身のため、経営や組織や営業を運営するノウハウをどのように身に着けていくかということに苦労がありまして、それに関してはビジネス書から学ぶのもそうですが、やはり実際に経営を実践されている身近な経営者仲間に相談して、リアルな声を聴くことが一番活きた学びになっていると感じています。
組織についていろいろ自分なりに考えて煮詰まって悩んでいる時など、経営者仲間に相談しますけど、そんな時に『代表は命綱のない空中ブランコに乗っているようなもので、そんな経営者と従業員の目線の高さが違うのは当たり前だよ』などとアドバイスをいただいて、自分のあれこれ悩んできた考えをまとめることができたり、やはり自分自身で考えて決定していかなければ経営はできないと思いますが、自分だけでは近視眼的になったりして考えが煮詰まってしまう時など、経営者仲間からは大きな力をもらってる感じですね
A3.もっともつらかったことは、思いが従業員にうまく伝わらないことですね。これは今でもあることですが、とてももどかしいし、つらいですよね。もちろんそんなつらい思いを従業員に吐露することもできないですし、理解もされないことだと思います。なので自らの行動で従業員の理解や信頼を得ていくしかないと思っています。うまくいかないときも多いですけど、そんなときは経営者仲間に支えられて乗り越えています。もっとも嬉しかったことは、お客様からそんな従業員について評価してもらえたことですね。これは経営者として一番うれしい、ありがたい思いです。そんな従業員たちともっと思いを共有できるように今後も頑張っていきたいと思います。
A4.『自分自身を誇示する必要などないので、無理して苦手な分野に手を出すな』『自分の得意分野に磨きをかけろ』ですね。どうしても気合が入って自分自身の影響力を誇示しようと、自分自身を見失って、自分が得意でないことまで手を拡げてしまいがちです。これは空回りの悪循環を繰り返すだけなので、自分自身を冷静に見つめなおして、自分ができる最も得意なことに磨きをかけるべきだと。結局自分ができることしかできないですからね。それに磨きをかけるのが一番。苦手ももちろん克服していくべきだと思いますが、自分の苦手なことやできないことは周りの従業員などを信頼して任せてやってもらうのが一番。そのための組織ですからね。自分が信頼されるためには、まず自分が周りを信頼しなければ、そんなことをあの頃の自分自身に伝えてあげたいですこれからも従業員と共に、思いを共有して実現していきたいと思います。
東京システムリサーチは西多摩にある企業ですので、西多摩の中でも、少子高齢化に伴い働き手が少なくなり苦戦している企業が沢山有ります。その問題を解決する一つとして、IT 導入に拠って事務作業の業務効率を上げて、各企業が戦える体力を付ける様に変貌する様に、寄り添う企業に東京システムリサーチは発展したいと思います。社員一同、一丸となってお客様の問題解決に努めますので、是非ご相談ください。
宜しくお願いします。
お忙しいとろ、お時間を頂き有り難う御座いました。
東京システムリサーチ株式会社代表取締役社長 吉澤清志 様略歴東京生まれ東京テクニカルカレッジ卒日立超LSIシステムズを経て、東京システムリサーチ株式会社へ入社
趣味ゴルフ、バイク、自転車、ギター、音楽、プログラミング、模型
座右の銘宇宙は大、地球は小、人間は微少、されど心は無限大
希望と不安を抱えながらいろいろ思い悩み理想と現実の違いに葛藤していた事業承継当時に読んだ本です。「やっかいごとを数え上げるな。恵まれているものを数えてみよう」や「他人に興味を持つことによって、自分自身を忘れよう。毎日誰かの顔に、喜びの微笑が浮かぶような善行を心がけよう」など、今でもフレーズを覚えています。
まさにタイトル通り、「道が開ける」思いがして、力を入れる方向性を示してくれた、駆け出しの経営者だった私にとってそんな指南書となりました。